インタビュー Vol.73

6,000曲のレパートリーを“ソウルの心♡”で歌うBalladの天才貴公子!!

LEN

 
日本語がとてもきれいな発音ですね。
日本のミュージカル「パルレ」(2012年「パルレ(洗濯)」は、ソウル発の韓国オリジナルの大人気ミュージカルの日本版)に出演したことがあり、その時に監督さんやプロデューサーさんに、特に「づ」「ざ」「じゃ」などの鼻濁音を丁寧に教わり凄く勉強しました。

お生まれはどちらですか。
韓国の北西部、ソウルを取り囲むように広がっている地域で京畿道(キョンギド)です。2歳からソウルに引っ越しました。

小さい頃はどんなお子さんでしたか。
真面目すぎてユーモアがあまりなくて何でも真剣に考えて行動するので、子供の頃のニックネームが“おじいさん”でした(笑)

ご兄弟は何人ですか?仲良しですか。
2歳年下の弟がいます。大人になってからだんだん仲がよくなりました。弟も韓国でミュージカルに出演していたのでお互いにアドバイスし合ったりしていました。今はソウルで会社員として仕事をしています。

 
何歳頃まで韓国にいらしたのですか。
28歳の時に「シークレットガーデン」というドラマがきっかけで日本に初めて来ました。3年程前からは日本を拠点に活動するようになりました。

音楽を始めるきっかけは?
中学1年生頃に、韓国のレコード・ショップでスティービー・ワンダーさんが「レイトリー」を弾きながら歌うライブ映像を見て感激して、それで弾き語りの歌手になりたいなと思いました。

 

その頃はすでにピアノは弾いていたのですか?

韓国では子供の頃、男の子はみんなクラシックピアノとテコンドーをやらされるのです(笑)10歳頃からクラシック・ピアノを始めましたが、中学生の時に僕はジャズ・ピアノに興味を持ち、弾き語りはクラシックよりジャズのほうが合っているので、ジャズに夢中になりました。

いまもテコンドーをやっていますか?

いや〜、いまはもう無理です(笑)

ピアノというのはLENくんにとって身体の一部になっているのではないでしょうか。

はい!そうですね!!

ピアノを辞めたくなることはなかったですか?

小さい頃はありました!練習は同じ曲の繰り返しなので、イヤでした。でも中学生になってスティービー・ワンダーさんの「レイトリー」を聴いて衝撃を受け、半年間、毎日毎日「レイトリー」を夢中になって練習し続けました!!(笑)

ではスティービー・ワンダーさんとの出会いが、LENくんにとって弾き語りをやって行こうと決意した原点だったのですね。

はい、そうです。

ピアニストになろうとは思わなかったのですね。

なりたいと思ったことはありましたが、僕はピアニストとしての能力はないと悩んでいた時期もありましたし、ピアニストは天才にしかなれないと思っていました。僕は天才ではないので〜(笑)

でもお友達や周りの人たちにはLENくん歌上手だね!!って言われていたでしょう!!

はい、(^ ^) それは本当にありがたいことです(笑)

LENくんのお名前の由来は?

僕が初めて買ったCDがビートルズのジョン・レノンのCDだったので、そこからレンと付けました。

LENくんのプロとしての初ステージは?

19歳の頃に、オーディションをやって、韓国のジャズ・ラウンジでジャズの弾き語りでした。もうその時は緊張しまくっていて、楽譜とピアノの鍵盤しかみていませんでした(笑)

最初はポップスではなく、ジャズだったのですね!!

はい (^O^)/


 

私が初めてLENくんの弾き語りを聴いた時にあまりにも歌が上手いので!!ショックを受けたのです。私はその時にミュージカル「モーツアルト!」や「レ・ミゼラブル」の中の曲をリクエストしてLENくんは完璧に歌ってくれたことが今でも忘れられません。私の直感ですぐにお仕事をお願いしたいと思いましたが、うちの事務所はジャズ・コンサートが中心でしたので、その頃、LENくんはジャズを歌っていなかったし、ジャズを歌えるとは思っていなかったので、ご縁がないのだな〜と諦めていました。でもLENくんの歌のルーツはジャズだということをいまこのインタビューで初めてお聞きして、“巡り合い(愛)”を強く感じました。それにその時はステージが終わるとすぐに特典会に行っちゃうので、(笑)LENくんに直接会ったこともなく、ひたすら遠くから歌を聴かせいただくだけでした。9月の全国ツアー初日ライブのアンコールにはLENくんのオリジナル曲「巡り愛」を聴いて7年前の確かな感動がまた私の中に甦ってきました。

その頃はそうでした。韓国のインディーズのジャズ・バーなどで歌う時は、どの位のレパートリーがあるかというのが大きな課題でした。リクエストではジャズ以外に色んなジャンルの曲を歌わなければいけないので、歌を覚えるのに、最初の1年から3年間くらいが一番大変でした。
 

どの位のレパートリーですか?

韓国の歌からJ-popやロック、ミュージカルなど6,000曲くらいあります。
当時、100曲が入る楽譜を50〜60冊持っていたので。

 

わぉ!\(^o^)/驚異的!! LENくんの歌を記憶する脳みそのチップはどうなってるのかしら!!

その頃はまだiPadとかない時代だから楽譜を持ち歩くのが大変で、いつも重たい楽譜を抱えていました(笑)今は便利になりましたね。韓国では日本の曲をカバーして歌うことが凄く多くて、例えば、尾崎豊さん、小田和正さん、山下達郎さん、サザンオールスターズさんなど。特に韓国でバラードを歌う歌手は安全地帯さんや玉置浩二さんは伝説のアーティストになっていますね。みんな知っていますね。いまおあげたアーティストのリクエスト曲が多かったのですが、僕はまだその時にJ-popのレパートリーが足りなくて、その時の所属事務所の社長さんに日本で流行している曲を教えてもらいながら覚えていきました。その時に、さだまさしさんの曲を紹介されたのです。
 

日本でいちばん好きなアーティストさんは?

さだまさしさんです!!
 

韓国の歌も素晴らしいのになぜ日本の歌に惹かれたのですか。

日本で歌うときの言葉の力のことを言霊(ことだま)というのですが、僕はまだ若い時だったので、そう感じたのかもしれませんが、韓国の歌はリズムやメロディや高音を歌うテクニカル的な歌が中心の曲が多くて歌い方も日本での歌い方とは違いましたね。でも日本に来て、さだまさしさんの「秋桜」を初めて聴いて、こういう世界もあるのだということに正直ショックでした!!メロディの曲調は決して激しくなく、歌詞を感じさせるところを大切にしていると感じました。曲は静かなのに、オーケストラのように壮大に聴こえて、言葉の持つ、さださんの世界観の美しさにも感動しました。
 

作詞・作曲、歌は独学ですか?LENくんの未発表曲は沢山あるのでしょうね。

はい。小学校5年生くらいからチョコチョコと書き始めました。何百曲かはありますが、完成していない曲も沢山ありますね。
 

プロになろうと思ったきっかけは。

韓国のアンダーグラウンドなどで5年ほど歌い続けていた時に、YouTubeのような動画サイトで僕の歌った歌が人気になって、それを聴いた色んな事務所のプロデュサーさんからオファーをいただいて、韓国でデビューをしました。ジャズは好きで歌い続けたかったのですが、ジャズはマニアック的な音楽なので、ハードルも高いし、ずっとジャズを歌っていないと感覚も変わってきちゃうので、だんだん歌う曲はポップスに変わっていきました。
 

1日に占める練習時間は何時間くらいですか。

前は大体毎日10時間くらいは練習していましたが、最近は少し減らしてその半分くらいですね。最近はピアノの練習よりも、曲や歌詞の理解を深めるためにイメージトレーニングをすることに時間をかけていますね。


 

6月にリリースした最新アルバム『My Way』はどんな思いを込めて作りましたか。

人生は生きていれば、哀しいときも幸せな時もあります。でもその中でいちばん大切なことは自分自身を信じて自信を持っていくことが大切なことだと思います。そういう気持ちで書きました。



最新アルバム『My Way』2019.6.26 Release

 

現在、全国ツアー中ですが、各地のファンの方々と触れ合ってどんな手応えを感じていますか。

僕が東京中心で歌っていると、地方のファンの皆さんとは1年か2年に1回くらいしか会えないので、名古屋、大阪、仙台などに行かせていただいて、その地方のことに興味をもったり、僕が韓国人なので、逆に韓国の歌やドラマに興味を持ってくださったり、僕の歌を通じて、お互いにその国の文化に刺激を受けるということは良いことだと思いましたし、僕は日本が好きで、ファンの方たちは韓国を好きになってくれたら嬉しいです。僕が好きな韓国の歌手でチョー・ヨンピルさんがテレビのドキュメンタリーで谷村新司さんと友達で、谷村さんが言った言葉で韓国に来て友達ができると韓国が好きになるんですよ。と言われたことが僕の心に染みて、とても印象深く残っています。
 

LENくんは日本と韓国の“日韓友好音楽大使”になってもらわないとですね!!

 \(^o^)/ ハイ!!
 

SNSのメッセージを韓国語で書いてくださるファンの方もいらっしゃいますね。

そうなんです。僕が歌う歌詞の意味を知りたいということで韓国語を勉強してメッセージをくださるのは嬉しいですね。
 

貰って嬉しいプレゼントを正直にお答えください(笑)

皆さんから貰う手紙がいちばん嬉しいです!!最近は半分くらい韓国語で書いた手紙もありますし、日本語の手紙はとても自分のためにもなります。Googleアプリで調べて勉強しながら読むことが凄く楽しいですo(^▽^)o


 

LENくんの歌は中毒になりますね(笑)普通、ツアーならば、セットリストもパッケージになっていて、同じ時間内に殆ど同じ曲を歌うでしょう。そのほうが覚える手間はかからないですしね(笑)でも聴く度にアレンジが違い、セットリストが変わるので、もっと聴きたいという欲望に駆られます!!弾き語りの自由さの強みですね!!(笑)

その弱点もあります。その時のイメージを大事にしたいので、急にセットリストが変わると音響さんにも悪いな〜と思います(笑)でもその時の雰囲気をつかむこととお客さまとの幸せな時間を共有したいという思いが強いです。
 

LENくんはよくMCで「皆さん幸せですか〜 僕も幸せです〜」とメッセージを込めて言ってくれるのが嬉しいですね。

幸せとか、愛しているとかは言わないと伝わりにくいので、言葉で言って、歌って行動することからが始まりだと思いますから。



「Kiss the rain」(LENオリジナル)

 

日本に来て何年ですか。

9年目になりました。日本のデビューは3年前からです。でも前の6年間はとても勉強のできた貴重な時間でした。特にミュージカルに出演したのは大きな経験でした。普段、僕は弾き語りなので、いつも一人ですが、ミュージカルのように大勢の人たちと長い時間一緒に練習したり、日本語も必至で勉強したり、共演した川島なお美さんをはじめ、劇団四季出身の安福毅(やすふく・たけし)さんなど、素晴らしい共演者たちとの出会いでした。
アマチュアとプロフェッショナルの違いを教えていただきました。日本に来て良かったといまは感謝の気持ちでいっぱいです。

 

もし、これからミュージカルのオファーがきたらどうされますか。

挑戦したい気持ちもありますが、僕はいつも一人で歌っているので、カンパニーの中に入っていくのが、ちょっと勇気がいりますね(笑)
 

それだけ歌が上手かったら、強い信念と野望を持って、どんどん前に出てチャレンジして欲しいです!!(笑)今日本のミュージカル界は凄い人気で、チケットの取れない作品が多くてミュージカル俳優は人材の宝庫です!!

いえ、僕はまだまだですよ〜(笑)まだ勉強中です (^^;; 日本のミュージカルや映画館のエチケットもそうですが、韓国との文化の違いもありますね。ジキル&ハイドやデスノートも日本と韓国の両方のバージョンを観ていますが、日本は、シナリオのストーリー重視的で、韓国は曲や音楽に集中するので、凄く迫力があります。だから見終わったあとに曲を思い出す、日本のミュージカルはストーリー性を伝えたように見終わったあとの記憶に残りますね。特に、韓国も日本もアンサンブルの人たちが素晴らしいですね。
 

LENくんの素晴らしいロングトーンをお聞きしていると声帯が強いように感じますが。

いえいえ、それは大きな誤解で、凄く弱いのです。歌うときは5時間でも歌い続けていられますが、1時間ほど話すと凄く喉を痛めるので気をつけています。鼻炎や花粉症もあるのです。20代の頃、病院で医師にも看てもらったら、この状態じゃ歌うのは無理ですよ、と言われたのです。でも喉を使わないで歌うことができるか研究しました。喉より身体全体を使って歌う歌い方です。
 

LENの歌教室も楽しいですが、毎回のステージでファンの人たちと歌ってきましたね。
本当にLENくんが楽しそうにお客さまにハーモニーをつけて教える時間がみなさんとの繋がりと微笑ましい一体感を感じます。

僕は、ハーモニーを創ることに凄くカタルシスを感じるのです。例えば、ミュージカル ジキル&ハイドの「This Is The Moment」もオリジナルと違うアレンジでオリジナルの上のハーモニーを創ってそのまま歌うことが好きです。ノートルダム・ド・パリの「Le temps des cathédrales/カテドラルの時代」もハーモニーをつけて歌うことが好きです。
 

ループステーションを使って皆さんの声を録音してハーモニーをつけて歌っていらっしゃいますね。

2年前のアルバム「壮思奏愛」の時から使っています。イギリスのエドワード・クリストファー・シーランが使ってブームになって、今はギターの弾き語りのアーティストさんが良く使っていますね。ピアニストで使っているのはまだ少ないです。今はユーチューバーとか一人で演奏する人が多いので、ワンマンバンドをやるためには便利だと思います。
面白い楽器ですが、ループステーションに頼りすぎたら、ループステーションのための音楽になるので、ちょっとダメかなと思う時期がありました。自分が伝えたい音楽をサポートする楽器という位に止めておいたほうが良いと思います。だから僕が自分で必要なところだけループステーションを使って、皆さんの綺麗な声を録音するのが僕にとっていちばん楽しい時間です。コンサートの中で、LENの歌教室は15分から20分くらいとりますね(笑)

 

今年6月に開催されたLENくんのバースディコンサートに飛び入り参加されてビックリでした!! ご両親も音楽家ですか。

お父さんはプロのサックス奏者です。お母さんはソプラノサックスを演奏します。お母さんが中島美嘉「雪の華」が大好きで、お父さんとお母さんとで演奏して、僕が歌いました。あの時はお父さんもお母さんもとても緊張し過ぎていて全然MCがなかったです(笑)
 

LENくんの歌はどれも素晴らしいのですが、ミュージカル・モーツアルト!から「影を逃れて」、Queenのボヘンミアン・ラブソディとGREATEST SHOWMAN「Never Enough」も特に感動的でした。LENくんのオリジナルもまだまだ素晴らしい歌は沢山ありすぎますが、LENくんの愛する人に贈りたい究極のラブソングを1曲あげるとしたらどの歌ですか。

オリジナルですと「巡り愛」ですが、ほかのアーティストさんですと、さだましさしさんの「いのちの理由」です。

 


「巡り愛」(LENオリジナル)
 

「THE GREATEST SHOWMAN - Never Enough(Male Version)」
※PR公演告知は過去のものです。
 

Queen「Bohemian Rhapsody」

 

LENくんが目標にしているアーティストはいますか。

様々な愛の表現を「言霊」として教えてくれたメッセージ性の強いアーティストのさだまさしさんです。僕もさださんのようなアーティストになりたいと思いながら毎日歌い続けています。そして、同じくらい大好きなアーティストがマイケル・ジャクソンさんです!!凄く凄く大好きなんです♡ (*^_^*)
 

今回初めて共演する人たちばかりですが、どんなお気持ちですか。そして、ファンの皆さんは勿論、LENくんの歌を初めてお聴きになるオーディエンスに《Love Song Covers with Strings》の聴きどころを教えてください。

そうですね、誰にも共感できる曲がいいと思います。僕が歌うLOVE SONGの気持ちがそのまま皆さんに伝わるように歌いたいし、皆さんにも感じてもらえたら嬉しいです。僕は韓国から来ましたが、世界中の誰が聴いても、良い音楽は良いメッセージを伝えられるから、音楽は世界を1つにする素晴らしいものだと思います。
 

LENくんの今後の目標は。

僕は韓国人ですが、日本の曲と歌詞で日本の歌を歌って、アメリカのBillboardで1位を取ることです。面白いでしょう!!こんなふうに思えるようになったのは、日本の皆さんが僕に日本の歌の素晴らしさを教えてくれたことなので、とても感謝しています。さだまさしさんも、マイケル・ジャクソンさんも、最近の韓国のアイドルでBTS(防弾少年団)もそうですし、僕も皆さんに幸せを伝えられるアーティストになりたいです!!



 

私が今まで出逢ってきたアーティストの中で最も衝撃を受けたひとと言っても過言ではないほど、LENくんの歌唱力と表現力には圧倒されました。彼に与えられた歌手としての天性の才能。そして音楽に取り憑かれたように1日10時間にも及ぶ練習量。好きなことに対する熱量が尋常ではないアーティストだと思います。何でもひとりでやれる。歌をつくることも演奏も。ピアノ、キーボード、ハーモニカ。そして、コンサートでは、ループステーションという多重録音機で観客の歌う声をその場で録音して合唱するスタイルはLENくん独自の発想。音楽を愛するが故にお客さまと一緒に楽しみたいという優しさが、爽やかでLENくんの人柄を感じます。ピアノという楽器はLENくんの音楽をクリエイトするための“心臓“。彼の楽曲は繊細なまでに静寂をも音楽の鼓動を刻み続ける。歌うときのロングトーンのダイナミックさとは相反して、とてもシャイで話すときの声が囁くようにか細いというギャップも彼の持っている強さと儚さの現れか。私はしばらくの間、「あさレン」、「よるレン」が止められそうにないとLENくんに話したら首を (?_?)かしげていた。朝目覚めて、夜も寝る前にずっとLENくんの歌を聴いていること。聴きながらLENくんの歌をもっともっと大勢のひとたちに聴かせたい。私が元気なうちに、と密かに自分に誓った。

 

インタビュアー:佐藤美枝子
カメラマン:Ami Hirabayashi
映像協力:LEN OFFICIAL
 
許可なく転載・引用することを堅くお断りします。

LEN(レン)

NHKで放送された大ヒット韓国ドラマ「シークレットガーデン」の挿入歌がきっかけでピアノ弾き語りアーティストとして来日。 KBSが開催する大規模音楽コンテスト番組にも挑戦。視聴者参加型の投票の結果、 見事優勝を果たす。アーティスト活動以外にもミュージカル「パルレ」の主役として抜擢されるなど更なる活躍の場を広げる。日本を拠点に活動しているLENがそこで出会う1970~80年代の日本の音楽が持つ世界観に深い感銘を受ける。尊敬する「さだまさし」さんの名曲「防人の詩」のカヴァーおよびオリジナル 曲を含むアルバムを発表。優しい歌声と力強いロングトーン、そして会場と一体になってLENが独自に創り出すハーモニーが音楽の特徴となっている。