インタビュー Vol.111
~“ひとつになる”その瞬間へ。MORISAKI WINの現在地~
森崎ウィン
「必ず幸せにします」——その言葉にあふれる想い。
森崎ウィンが見つめる “一夜限り” の奇跡
ジャンルも国境も越え、ひとつのステージに集う特別なステージ。
「THE UNITY – SUPER VOICES」に出演する森崎ウィンに、現在の活動、創作への想い、そしてこの公演にかける想いを聞いた。
■共演への期待とリスペクト
── 今回の出演者の中で、これまでに共演経験のある方はいらっしゃいますか。
ペルピンズさんとは、何度かご一緒したことがあります。
当時、僕はダンスボーカルユニット「PRIZMAX」として出演していて、ペルピンズさんのお二人も、前身ユニットの「COLOR CREATION」として出演されていました。
RIOSKEくんは本当に歌が上手くて、僕は彼の歌声がすごく好きなんです。
■ 「正解がない」役作りの面白さ
── 4月公開の映画『黄金泥棒』で演じられた金城光輝の役作りについて教えてください。
萱野孝幸監督は、明確な答えを提示されるタイプではなかったので、難しさはありましたね。自分の中で「あれかな、これかな」といろんな可能性を投げながら、模索して辿り着いた役作りでした。
■ 銀髪の理由と役へのアプローチ
── 2月のBillboard LIVEの頃、銀髪にされていたのが印象的でした。
あの時は『憧れの作家は人間じゃありませんでした』で(“⼈狼” 役)を演じるので、特殊メイクに合わせて銀髪にしていました。
(2026年5月4日よりPrime Videoで独占配信:7話と8話に出演)
■ ミュージカル『SPY×FAMILY』新章へ
── 9月からは三度目の再再演ミュージカル『SPY×FAMILY』主演:ロイド・フォージャー役の上演が控えています。
これまでの公演とは異なり、今回は“Part2”としてストーリーがさらに進んでいきます。新しい展開をお見せできるのが楽しみです。
■ 「ワクワクする気持ち」を軸に
── 映画、音楽、舞台、監督業と幅広く活躍されていますが、今大切にしていることは?
常に「この瞬間にワクワクする気持ち」を大切にしています。いろんなことに挑戦させていただいている中で、「この人は何が本業なんだろう」と思われることもあるかもしれません。でも、自分の中ではすべてが繋がっています。
エンターテインメントを通して何かを残していくこと——それが自分の軸です。大変なこともありますが、終わったときに「ああ、楽しかった」と思える。その繰り返しが本当に幸せですし、出会いにもいつも感謝しています。
■ ソロキャンプに見る“創作の本質”
── YouTubeのキャンプ動画も話題ですね。
キャンプも動画制作も、どちらも本当に楽しいんです。失敗を繰り返しながら、ようやく今の形にたどり着きました。
映像制作の経験は、ライブや監督業にも活きていますか?
すごく活きています。どの瞬間を切り取るか、どう見せるかを考えるのが楽しいんです。
例えばキャンプ動画でも、良い焚き火を撮るためにはカメラが回っていない時間に準備をする必要がある。それって人生と同じで、本番のために見えないところで努力することが大事なんですよね。
クリエイターとしても、エンターテイナーとしても、自分を磨いてくれる大切な時間です。
■ キャンプがくれた “もうひとつの軸”
── キャンプを始めたきっかけは?
お世話になっている整体師さんに誘っていただいたのがきっかけです。すぐにハマって、今ではライフワークのひとつになっています。
── キャンプ動画で「あ~幸せ、最高!うまいっ!」とおっしゃっている姿に癒されている方も多いと思います。
日々いろんなことがありますよね。僕の動画を観てくださった方が、一日の終わりに少しでもホッとして、「大丈夫だな」と思っていただけたら嬉しいです。
── ゴルフもお好きなウィンさんですが、お休みがあったらどちらへ?
キャンプに行きますね。
雨でもキャンプ動画を撮っている方もいらっしゃるので、僕もできるように今勉強中です。
いずれは雨でも撮影できるようになりたいと思っています。
■ 日常の意識とストイックな変化
── 日常生活で心がけていることは?
とにかく健康でいることですね。
最近はお酒も前ほど飲まなくなりました。昔ですが飲みすぎて撮影に影響が出ることもあったので控えていたら、今では自然と飲む量も少なくなりました。
■ 緊張と向き合い続ける理由
── 本番前のルーティンはありますか?
僕のマネージャーがよく知っていますが、ソワソワ感がすごくて、突拍子もないことを言い出したりします。
この緊張感からは一生解放されないと思いますし、でもその緊張が好きだから、この仕事を続けていられるのだと思います。
昔は「失敗しないように」という緊張でしたが、今は「この作品で何を残すか」という責任感へと変わってきている気がします。
■ 自分を動かし続けるエネルギー
── 今もランニングは続けていますか?
マネージャーとは普段は一緒には走っていませんが、地方に行ったときなどに、朝たまに一緒に走ることはあります。彼は今でも毎日10キロ走りますが、僕は8キロを超えたあたりからかなりきついですが、たまに10キロ走ることもあります。
朝走りすぎると夜にガクッときてしまって、一日の体力が持たないんです(笑)。じっとしていられない性格なので、動いていることに充実感を得ているのかもしれません。
■ ミャンマーへの想い
── ミャンマー語での発信も印象的です。
僕のYouTubeをご覧になってくださっているんですね。覚えやすいように短い単語を選んでいますが、やはり語学は目標がないと難しいですよね。
まずは国が平和になり、皆さんがミャンマー語にも興味を持ってくださったら嬉しいです。僕自身がミャンマーに触れ続けることで忘れないでいてもらえたらと思っています。
■ “化学反応”が生まれるステージへ
── 今回の共演についての印象は?
初めてご一緒する方も多いですが、皆さん素晴らしい方々なので本当に楽しみです。できれば全員で歌うシーンもあったら嬉しいですね。
■ ファンの皆さまにメッセージを
THE UNITY – SUPER VOICESがなければ、この4組が集まることはなかったと思います。まさに ONE NIGHT ONLY “ 一夜限り” の奇跡です。
来てくださった方を必ず幸せにします。僕もそれに向けて頑張ります。そして、この幸せを持ち帰っていただき、明日への生きる糧としていただけたら嬉しいです。
映像、音楽、ミュージカル、監督業、そしてソロキャンプ。森崎ウィンさんの魅力は、ジャンルという言葉では到底括ることができません。
どの世界に身を置いていても、そこには必ず “MORISAKI WIN” という唯一無二の空気感があり、気づけば周囲をその世界観へと引き込んでしまう——そんな不思議な力を持ったアーティストです。
3年前、Vol.100で初めてインタビューをさせていただいた時、私はウィンさんの“幸せオーラ”に圧倒されました。穏やかな口調、丁寧な言葉選び、そしてステージに立った瞬間に爆発する圧巻のパフォーマンス。そのギャップに心を掴まれたことを今でも鮮明に覚えています。
2024年にご一緒した交響楽団とのステージでも、森崎ウィンさんはジャンルの垣根を軽やかに越え、圧巻のパフォーマンスで観客を魅了してくださいました。そのステージが終わったあとも、会場に鳴り止まない拍手が響いていた光景を、今でも心に残っています。
そして2026年。今回改めてお話を伺い感じたのは、表現者としての進化はもちろんですが、それ以上に “人としての器の大きさ” でした。
「来てくださった方を必ず幸せにします」その言葉を真っ直ぐに伝えられる人は、実はそう多くありません。けれどウィンさんの言葉には、不思議と迷いがなく、自然と人を安心させる力があります。それはきっと、日々努力を重ねながらも、周囲への感謝を忘れず、常に “誰かを笑顔にしたい” という想いを持ち続けているからなのだと思います。
インタビュー中も、作品への向き合い方、仲間へのリスペクト、母国・ミャンマーへの想い、そしてファンの皆さまへの優しさ——そのすべてに誠実なお人柄が滲んでいました。
表現者としても、人としても、深い信頼を寄せているアーティストのひとりです。
それが、森崎ウィンさんです。
2026年7月11日。
「THE UNITY – SUPER VOICES」という “ONE NIGHT ONLY” の特別なステージで、森崎ウィンさんがどんな景色を見せてくださるのか。
その瞬間を、ぜひ会場で見届けていただけましたら幸いです。
森崎ウィン
ミャンマー・ヤンゴン出身、日本を拠点に世界で活躍する俳優・アーティスト。
10歳で来日後、中学時代にスカウトされ芸能活動を開始。俳優としても映画・ドラマ・舞台に数多く出演し、2018年にはスティーヴン・スピルバーグ監督作『レディ・プレイヤー1』でハリウッドデビューを果たすなど国際的な評価を獲得した。
映画『蜜蜂と遠雷』では第43回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞するなど演技でも高い評価を得ている。
舞台では『ウエスト・サイド・ストーリー』『ジェイミー』『ピピン』『SPY×FAMILY』などミュージカル主要作品で主演を務め、表現の幅を広げている。
音楽アーティストとしてはダンス&ボーカルユニット・PRIZMAXのメインボーカルとして活動。解散後“MORISAKI WIN”名義で2020年にメジャーデビュー。デビュー曲がCMタイアップで話題となり、1stアルバムや主題歌作品などをリリース。
NHK大河ドラマ出演やアニメ主題歌提供など活動は多岐にわたり、日本と世界をつなぐ表現者として注目を集めている。
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