インタビュー Vol.109
 

本気で夢を追う 
その一歩が 未来の主役へと続いていく

中田凌多

 

 

芸能界に入るきっかけは

モデルになりたくて、大学時代からオーディションを受けて、ひとつは良いところまでいったのですが、そこは受からなくて、あと一年待って再チャレンジしようと思った時に前の事務所に入ってモデルになるためのレッスンをしたりしていたのですが、ご縁があり演劇の道に進むことになりました。デビューは2021年に2.5次元作品「パタリロ!」~霧のロンドンエアポートでした。
もともと両親がディズニーが大好きで、家にいてもディズニーチャンネルで常にディズニー音楽が流れていたので、子供の頃からディズニーや、ミュージカルがそばにある環境にいました。
 

水夏希

 

ディズニーランドにはよく行かれるのですか

はい!まだお母さんのお腹の中にいる時からです(笑)
最近は忙しくて中々行けていませんが、行ける時は家族で行ったり、コロナ禍でしばらく海外に行けなかったのですが、久しぶりに一昨年と去年は香港と上海のディズニーランドに行ってきました。どちらも2回目ですが(笑)
 

とても端正なお顔立ちですがご兄妹はいらっしゃるのですか

はい双子の妹がいます。
僕より20分後に産まれたそうですが、身長も158cmですし、そんなに似てはいないですよ(笑)
 

モデルのお仕事もされていらっしゃいますね

前の事務所の時ですが、ドラゴン藤波辰爾さんをモチーフにしたアパレルブランド『D.R.G.N』 “プロレスは着ても面白い”をコンセプトにモデルをやらせていただきました。他にも『STEALTHMODE』さんもやらせていただきました。服が大好きなので、お仕事とはいえ、とても楽しかったです。
 

そういえば、『JJ「J-BOY」モデルのオーディション2026 国民的彼氏』の風景がYouTubeにもアップされていましたが、ジャズダンスもお上手でした

オーディションの中で、「特技がある人はやってください」と審査員から言われていたので、カメラが回っているとは知らず、踊ったら、そこだけ切り取られて公開されていました(笑)
 

水夏希
 

フルートの演奏もされるのですね TikTokにもアップされていました

高校時代に吹奏楽部に所属していて、そこでフルートをやっていたので、今でもたまに演奏したりしています。
小学校では部活は合唱部に所属していてコンクールに出たりしていました。その流れで吹奏楽部に入り、フルートを演奏するようになりました。中学は剣道部だったのですが、大学ではミュージカルをやりたいなと思い、ジャズダンスを始めたのが、それぞれの習い事のきっかけです。
両親がミュージカルが好きだったので、小学生の頃に父親が劇団四季のミュージカル「アイーダ」を観に連れて行ってくれて
僕は群馬出身なのですが、父の運転する車で年に1回、劇団四季のディズニー作品が上演される度にミュージカルを観劇することが家族のルーティンみたいになっていました。
 

水夏希
 

めちゃくちゃ恵まれた環境にいらして幸せですね

両親からエンターテインメントの道に進むことで反対されたことはないので、「20代のうちは好きなことをやれ」という家訓のような言葉で応援してくれています。
最初に芸能活動を始めた時に言われたことが、色んな受け口があるから、どれかひとつに絞らないで、色んなことに挑戦したらいいよ。って言われていたので、やりたいことを模索しながら、レッスンしたりしています。
そうしていくうちに色々とやりたいことが広がっていき、ジャズダンスも習ったりしています。映像もドラマも2.5次元も色々やらせていただき、気がついたら5年目になっていました。
 

グランド・ミュージカルへの挑戦はいかがですか

まだグランド・ミュージカルのオーディションを受けたことがないのでやってみたいですね。それもこれからの目標ですが、どれか1つに絞らないで、映像、舞台、ミュージカル、2.5次元など、なんでもチャレンジしていく年にしたいと思います。色々と経験を重ねていくうちに何が刺さるか分からないまま5年が経過しましたが、幅広くスキルを磨いていけたらいいなと思っています。
僕はエチュードのように即興で演じることが少し苦手で、決まっていないことをやることにすごく緊張しちゃうのですが、沢山の稽古を積み重ねて舞台に立つことは割と大丈夫な感じですね。
 

水夏希
 

リーディング・オペラ「ラ・ボエーム」(2026年1月上演)
では主人公ロドルフォの友人で画家のマルチェッロ役を演じられて、歌唱曲も沢山披露されましたが、お稽古はどんな感じでしたか

本読みをして、それぞれで歌のレッスンをして合わせを何回かしましたが、キャストのスケジュールも演奏をされるピアノ、フルート、ヴァイオリンの方々も中々揃わず、皆さんバラバラで、練習で全員集まったのは最初の本読みと本番のみでした。僕にとって、初めての朗読劇でしたので、緊張感を持ちながら楽しく演じることができました。

 
 

大先輩の福井晶一さんと上口耕平さんと共演された感想は

いつも僕が客席から観ている方々が横にいる!!って、なんだかすごく不思議な感じでした。共演者の皆さんがとても良い人ばかりで福井さんにも上口さんにも優しくしていただき、舞台も楽しい現場でした。
 

水夏希
リーディング・オペラ「ラ・ボエーム」マルチェッロ役

 

すごく負けず嫌いとのことですが

人に負けるのは嫌いで、歌やフルートも頑張って練習してきましたし合唱もNHKのコンクールは35人しか参加できないので、絶対に受かってそのメンバーに選ばれるよう頑張りました。フルートも僕は高校から始めたのですが、友達は中学からやっていたので、友達に負けたくないと必死で練習に励みました(笑)
今でも年に二度ほど発表会やコンクールに出たりしています。
ダンスもショーケースに出演したり、しかも最前列のセンターで踊りたい!と(笑)
 

今レッスンされているジャズダンスの先生はなんというかたですか

杉原由梨乃さんというミュージカル「Endless SHOCK」、「ムーラン・ルージュ」など沢山のグランドミュージカルに出演されていた方です。
他にもミュージカル「テニスの王子様」の演出助手のnoripさんのレッスンも受けています。
現在も第一線で活躍されているダンサーさんばかりなのですが、テニミュの振付でYOUさんや今までダンスの発表会などのナンバーでお世話になった、うえたすさん という方は自分の中で夢中にさせてくれた先生という感じです!
 

水夏希

 

剣道もされていたのですね

はい。袴姿に憧れて始めたのですが、稽古があまりにもキツすぎてへこたれそうになりましたが二段まで取って中学3年で辞めました。でも精神力は凄く鍛えられたので、諦めずに頑張って良かったと思っています。令和の時代ではギリギリラインの合法的な鍛えられ方を経験しました(笑)
 

そして次は「落語」の舞台ですね

落語朗読「令和落語小僧」(2026年1月上演)に出演させていただきました。普段、落語を聞く機会もないので、演じることがとても大変でした。
何人かでやるのですが、二役やって語りをやって、切り替えを新解釈でやるのは難しく、朗読のスタイルなのですが、落語になるようにもっと面白いものが生まれるように、そこを昇華していくことが難しかったですね。
YouTubeで「笑点」を見たりして勉強しましたが「笑点」は面白いですね。
ミュージカル『昭和元禄落語心中』(2025年2月上演)を観に行っていたので、それもとても勉強になりました。
 

水夏希
 
 
水夏希

 

カルドラマ【オタ恋#1~4】「まさか私が一目惚れ!?」将馬役を演じられましたがドラマ出演はいかがでしたか

ショートドラマですが、撮影スケジュールが過密で大変でした。
キャスト同士で話し合いながら演じさせてもらい楽しい現場した。
 

歌を唄っていくことへの意気込みは

2月はバースディ・イベントをやるのですが、歌とフルートの演奏も予定しており、今年はミュージカルにも繋げて行けるよう頑張ろうと思っています。
その後は、舞台「終遠のヴィルシュ -ErroR:salvation- Case. Yves」ヒューゴ役(2026年4月上演)も決まっていますし、2.5次元も続けていけたらと思っています。
舞台が続くと歌のお仕事に行けなくなってきちゃうので、その方向性をどうやって調整しようかと考えています。
好きなモデル、お芝居、歌もそうですが、好きなことが仕事にできていることが幸せだな~って思っています。
 

水夏希
 

今後 目指すものは

ミュージカル「エリザベート」のトート役[黄泉の帝王(死の化身)]を演じることが目標です。基本的に現実問題を考えると、例えば、モデルの表紙を飾ります!って自信を持ってそんなにハッキリとは言えないけど、言える人が多分受かるんですよね。
今の自分の実力では言えないよ~っていうようなことも言葉にして発進していくことが大事だから、マインドとか、明確なビジョンを自分の中で設定していくことでやりたいことに導かれると思いますし、今までは、自分の中で、ただやりたいやりたいと言っていても誰にも届かないので、どんどん積極的に声にして発進していくことは大事なことだと思うようになりました。
 

「エリザベート」ではルキーニ役の黒羽麻璃央さんも同じ事務所の先輩ですね

はい!今回 僕は観に行けなかったのがとても残念でしたが、今回も素晴らしいかったと周りからもお聞きしています。
 

水夏希

 

最後に「ギフト・オブ・ラブソングス・アンド・ミュージカルズ」にご来場くださるファンの皆さまに愛を込めて、メッセージをお願いします

僕は歌をお届けするコンサートへの出演が今回初めてなのですが、今回のテーマはLove Songなので、色々な愛の形がある中で、恋愛、親子愛、友情とか、身近な人への愛を感じながらお聴きいただければ嬉しいですし、僕自身も皆さんへの愛を届けたいなという気持ちで歌いますので、皆さんにお会いできることが今からとても楽しみです。

爽やかな笑顔の奥に、確かな芯の強さを感じさせる俳優 中田凌多さん。
2月で27歳を迎える中田さんが目標として掲げるのは、グランド・ミュージカル『エリザベート』のトート役。その夢を語る瞳はまっすぐで、言葉のひとつひとつに揺るぎない覚悟が宿っていました。
「自分なんて」と立ち止まっていては、何も始まらない。
声に出して夢を語ることで、周囲が動き出し、思いがけないチャンスが巡ってくることもある。芸能界は運とタイミングの世界。
だからこそ、挑み続ける者にだけ扉が開かれる。中田さんの言葉からは、そんなリアルな実感が伝わってきます。
恵まれた環境の中で幼少期からエンターテインメントに触れ、大学卒業後に本格的に芸能の道へ。キャリアは5年目。
モデルとして培った美しい佇まいと長身から放たれる存在感に加え、ダンスやフルートといった表現力も兼ね備え、ジャンルに縛られず果敢に挑戦を続ける姿は実に頼もしい。
これからどんな役に出会い、どんな景色を見せてくれるのか。
今、最も成長と飛躍が楽しみな俳優のひとりであることは間違いありません。

 
インタビュアー:佐藤美枝子
撮影:間野真由美
取材協力:トラスター
許可なく転載・引用することを堅くお断りします。
小野田龍之介

中田凌多

1999年生まれ、群馬県出身。2021年 慶應義塾大学卒。
身長 178cm。
ミュージカル俳優・2.5次元舞台を中心に活躍し、確かな歌唱力としなやかなダンス、フルートで培った音楽性を武器に多彩な表現を見せる。特技は剣道(二段)。
映画・ミュージカル鑑賞を好み、豊かな感性が役作りにも生かされている。
舞台では「パタリロ!」「最果てリストランテ」「DORON!」に加え、ミュージカル『テニスの王子様』4thシーズンで滝萩之介役を好演。朗読劇「美男ペコパンと悪魔」、舞台「終遠のヴィルシュ」シリーズではヒューゴ役として存在感を放つ。2025年12月リーディング・オペラOp.3「ラ・ボエーム」マルチェッロ役で出演。
映像では「姉ちゃんの恋人」「もしイケ」「あざとくて何が悪いの?」などに出演し、モデルとしてもアパレルブランドとコラボをするなど活動は多岐にわたり、今後はグランドミュージカルへの出演を目標に更なる研鑽を続けている。


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◎ 今後の主な予定
「終遠のヴィルシュ -ErroR:salvation- Case. Scien Brofiise」
2026年4月23日~4月29日 有楽町よみうりホール