番外編[01]

自粛中の素敵な出会い〜橋の下セッション

北村英治

 

91才の悠々自適に人生を謳歌している先生のライフスタイルが素敵!

北村英治は3月から演奏活動自粛中。
事務所の防音室で毎日1人で練習していました。

 

513日、クロアリの女王様(体長19mm)が事務所のベランダで巣作りの場所を探して歩き回っていたので、環境の良い場所に移そうと捕獲。

 
近所の高速道路下の緑地に女王アリを逃がしに行きました。
帽子とマスクと白手袋で武装し、女王アリを入れたプラスチックのカップを持った北村英治は、誰が見ても「怪しいお爺さん」でした(笑)


怪しいお爺さん
 

女王アリを解放
 

土を確かめる女王アリ

 
アリを放した草むらの近くにテナーサックスを練習している人が居て、スタンダードナンバーを演奏していましたので、楽しくなって聴かせてもらいました。
 
練習が終わったので話しかけ、レザさんのサックス歴などを聞いて、北村がクラリネット吹きである事も伝え「また会いましょう」と別れました。


Reza Gafari(レザ・ガファリ)さん
 
ある日のランチに370gのステーキ! 胃袋も元気です。

生マッシュルーム入りポテトサラダも、もちろん自作

 
64日、近所を散歩していると、練習中のレザさんを見かけたので、北村は急いで事務所に戻り、楽器を持って演奏にナダレ込みました。

 
短い時間でしたが、久しぶりに合奏の楽しさを味わったようでした。

 
テナーサックス:Reza Gafari(レザ・ガファリ)
クラリネット:北村英治
「Mack the Knife」と「枯葉」を共演した。

 

文・写真提供:Jazz Cook
許可なく転載・引用することを堅くお断りします。
 
《新春!デキシーランド・ジャズ・ジャンボリー 2020》より
日時:2020年1月11日(土)
会場:めぐろパーシモンホール 大ホール
出演:薗田憲一とデキシーキングス
スペシャル・ゲスト:北村英治(cl)

北村英治(クラリネット)

1929年東京都生まれ。慶応大学在学中にクラリネットを学び、1951年南部三郎クインテットでプロデビュー。1977年モンタレージャズ祭(米国)に招かれ大好評を博し、以来アメリカはもとより、ヨーロッパ、オーストラリア等の大ジャズ祭に数多く出演し、世界的ジャズクラリネット奏者として活躍している。2014年4月英国のジャズジャーナル誌の表紙を飾る。2007年4月旭日小綬章受章。2016年4月米寿記念コンサートをサントリーホールで開催。