継続的寄附のお願い

 
 平素より、当協会の活動にご理解とご協力を賜り、誠にありがとうございます。皆様におかれましては、新型コロナウイルス感染症の流行により、不安な日々を過ごしておられることかと存じます。
 コロナ禍において、あらゆる産業で過去に経験したことのないような厳しい現実が突きつけられており、当協会においても大変深刻な打撃を受けております。2020年3月から9ヶ月間、計画していた公演がすべて中止または延期となりました。お客様からは激励のお手紙やメールも沢山いただきましたこと、心の励みになりこの場を借りて御礼申し上げます。
 会場にもよりますが、50パーセントの入場制限は解除されたとはいうものの、公演会場に赴くことをためらう傾向は依然として根強く残っていることは致し方ないことでございます。しかしながら、会場でしか味わうことのできないライブ音楽の臨場感をお届けすることが私どもの大切な使命です。ライブ音楽の感動は生きる力になり心を豊かにしてくれると信じております。
 現実をみれば公演を続ければ続けるほど赤字が嵩んでいくというギャップに四苦八苦しておりますが、それでも立ち止まる訳にはいかず前に進まなければなりません。50年以上続いているサマージャズ、20年以上続いているビッグバンドフェス、10年以上続いているデキシーランドジャズなど、歴史を刻んできた公演から新企画まで、皆様に愛され続けているライブ音楽の灯火をなくさないためにもポピュラー音楽ファンの皆様に継続的なご支援を切にお願い申し上げる次第でございます。そして皆さまが一刻も早くマスクを外し、明るい笑顔と歓声が戻る日を心より祈念いたしております。
 

 
一般社団法人 日本ポピュラー音楽協会
代表理事 森 寿男

応援メッセージ

瀬川 昌久

(音楽評論家/日本ポピュラー音楽協会名誉会長)

毎年夏を中心に日本の各地で様々な「ジャズ・フェスティバル」が盛大に開催されていますが、その源流とも言える存在が《サマージャズ》です。50余年という長い歴史の中で、常にジャズ界の“大御所”から新進気鋭の若手まで最高のミュージシャンの方々にご出演いただきながら、このコンサートは育って参りました。最近ではジャズだけでなく様々な音楽ジャンル出身のミュージシャン達とのコラボレーションも盛んに取り入れて、更なる進化を続けています。2018年に第50回という節目を迎え、そして新しい令和時代に突入し、サマージャズも次の50年に向けて歩みだしました。引き続き、あらゆる英知を結集し日本のジャズ界を盛り上げて参りますので、ご支援をどうか宜しくお願い申し上げます。
 

今田 勝

(ジャズ・ピアニスト/日本ポピュラー音楽協会理事)

サマージャズに過去52回出演

1968年、日本のジャズ文化の発展のために、ミュージシャン、評論家、全国のライブハウスの人達が結束して「日本ジャズ協会」を結成しました。翌1969年、第1回《サマージャズ・フェスティバル》を日比谷野外音楽堂で開催し大成功を収め、世界的にも注目されるフェスティバルになりました。現在は、日本ポピュラー音楽協会が主催を引き継ぎ、2020年に52回目の公演を開催しました。私はおかげさまで第1回から休まず全公演に連続出演させていただいており、毎回楽しく演奏しています。今後も豪華なゲストと一緒に趣向を凝らしたステージをお届けいたします。ジャズの灯を絶やさないために、ご支援をどうぞ宜しくお願いいたします。
 

白石 信

(スティール・ギター奏者/日本ハワイアン音楽協会常務理事/早稲田大学ナレオ稲門会会長/日本ポピュラー音楽協会監事)

日本ポピュラー音楽協会では、ジャズを筆頭にハワイアン、カントリー、シャンソン、POPSなど様々なポピュラー音楽のコンサートを主催してきました。私が関わっているハワイアン・ミュージックの分野でも毎年盛大なコンサートを企画しており、2020年も夏に《ハワイアン〜あの日あの頃 vol.9》の開催を予定しておりましたが、大変残念なことにコロナの影響で開催を断念いたしました。
日本ポピュラー音楽協会が企画するコンサートやイベントの意義をさらに多くの方に知っていただいて、伝統存続のためにご支援いただければ幸いです。
 

原 信夫

(テナー・サックス奏者/「原信夫とシャープス&フラッツ」リーダー)

日比谷野外音楽堂からスタートした《サマージャズ》には「シャープス&フラッツ」として、1969年の第1回目の公演から、バンド解散の2010年まで、毎年レギュラーバンドのように出演させていただきました。昭和時代のサマージャズは、ジョージ川口、松本英彦をはじめ、当時の日本のジャズ界をリードするミュージシャン達がこぞって出演し、野音から会場を音響の良い日比谷公会堂に変更したところ毎年超満員になる花形コンサートとして人気を博しました。平成時代には、様々な趣向を凝らして一層バラエティ豊かな内容になっていき、このフェスでしか味わえない変わらぬ人気を保っていました。シャープス&フラッツを解散してから10年以上が経ちますが、特にサマージャズの動向には毎回注目しており、今年はどんなミュージシャンが登場するのか?と期待していた矢先にこのコロナ騒動です。これだけの規模のコンサートを毎年維持開催するのは並々ならぬ苦労があると思います。この伝統あるコンサートは日本のジャズの源流です。どうかコロナに負けないで頑張って欲しいと強く願っております。半世紀以上も続くサマージャズが今後ずっと開催できるよう、皆様からの熱い!熱い!!ご支援をどうぞ宜しくお願い申し上げます。
 

北村 英治

(ジャズ・クラリネット奏者)

サマージャズに過去50回出演

ミュージシャンが楽しみながら演奏し、お客様がジャズを満喫、お客様の拍手がミュージシャンにパワーを返し、客席とステージが幸せなパワーで満たされる。皆が幸せを受け取れるサマージャズだから52年続きました。
この幸せなイベントを継続してきた大勢の功労者が、今、苦しんでいます。
苦しんでいる功労者のお仕事を書いてみます。
コンサートの企画、宣伝、チケット販売、お客様のご案内、音響・照明・大道具のスタッフ、総合ディレクター、楽屋係、連絡係、お客様の安全管理や介護、終了後の片付け、などなど…。陰の仕事はコンサート開始の1年前から終了後まで続き、当日は食事も摂れない忙しさで、バックステージを走り回っています。
「新型コロナウィルス感染症流行」と言う自然災害を真っ向から受けている大勢の功労者を助けて下さい。「温かい心のこもったお金」を下さい <(_ _)>
 

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